がさがさ、ごわごわが特徴の厚物用紙
インパクトのある厚さと手触りを兼ねそろえた厚物のファインペーパーとなっております。
テクスチャーとしては、表裏面ともにざらっとしている印象です。
ECFパルプとコットンが35%配合されているので程良いやわらかさがあり、インクの吸収が良いだけではなく、印圧が綺麗に入ります。
活版印刷や箔押し、カードや名刺などにお使いいただくと、しっかりとした厚さがあるため、より印象を与えることが出来ます。
- 厚さ
- 624kg(約2.00mm)
- 配合表記
-
・コットン35%配合
・FSC森林認証紙
FSC認証制度とは、森林を適切に管理し、環境や地域社会に配慮しているかどうかを、第三者認証による徹底したシステムで評価し、認証する仕組みです。
認証紙の利用を促進することで、適切な森林管理を行う林業者を支援し、森林保全に貢献することに繋がっていきます。
・ECFパルプ配合
ECFパルプは、今までの分子状塩素によるパルプの漂白をダイオキシン発生のおそれが少ない二酸化塩素やオゾンなどに替えて漂白したパルプのことです。
環境負荷が少ないためエコパルプとも呼ばれています。
- 印刷適性
- インクジェットプリンタ:X
厚みがあるため、印刷が難しくなっております。
レーザープリンタ:X
厚みがあるため、印刷が難しくなっております。
- 注意事項
- 特殊紙・ファンシーペーパーは、基本的にインクジェットプリンタやレーザープリンタ出力を想定した設計はされていません。
ただし、それぞれのプリンタで出力できる紙があります。
プリンタの機種やインクの量、紙厚、連続給紙枚数、温度・湿度等の室内環境など、いろんな条件の組み合わせで、うまく出力できない場合があります。
あくまでも目安としてお考えいただき、ご使用の際は必ずテストプリントを行い、ご自身の責任の範囲でご利用いただけますようお願い申し上げます。
ワイルド-FSの代表的な特徴
厚みそのものをデザインにできるファインペーパー
- ラフな紙肌と大きなかさ高:平滑なカード紙とは異なる、ざらりとした表情と厚みがあり、紙を手に取った瞬間から素材感を伝えやすい紙です。
- コットンを含むやわらかな紙質:コットン繊維を35%含む構成により、硬質なボード紙とは違う、やわらかさを感じる厚物紙に仕上げられています。
- 印圧を生かすデザインと好相性:活版印刷や空押しなど、紙面に凹凸をつける表現と組み合わせることで、ワイルド-FSらしい厚みと触感をデザインの一部として見せられます。
質感・表情について
整いすぎていない、自然で存在感のある紙肌
ワイルド-FSは、表裏ともにラフさを感じる紙肌が特徴です。つるりと均一な表面ではなく、自然な凹凸と繊維感があるため、余白を大きく取ったシンプルなデザインでも紙そのものの表情が残ります。
コットン繊維を含むため、非常に厚い紙でありながら、触れたときには硬さだけではないやわらかな印象があります。白を基調とした紙なので、素材感を目立たせたいミニマルなデザインや、文字・ロゴを主役にした制作物にも取り入れやすい紙です。
おすすめ用途
624kgは、約2mmの厚みそのものを見せる特別な制作物に
624kgは約2mmという非常に大きな厚みを持つため、一般的なカード用紙とは異なる「紙の塊」のような存在感があります。折りを前提とせず、一枚の厚物として見せるデザインに向いています。
- プレミアムブランドカード:限定品や高付加価値商品の同梱カードなど、紙そのものの特別感を伝えたい用途に。
- 厚物の名刺・ショップカード:一般的な名刺とは明確に異なる厚みを、ブランド表現として活用したい場合に。
- ディスプレイカード・説明プレート:平面で置いたり立てかけたりする、小型の案内ツールや展示用カードに。
- 活版・空押しの作品:深い凹凸や紙の断面を含め、厚物紙ならではの造形を見せたい制作物に。
用途別の活用例
活版印刷で、触ってわかるブランドツールに
ロゴや店名、短いメッセージを活版印刷で押し込むと、印刷を見るだけでなく、指先で凹凸を感じられるツールになります。ショップカードやブランドカードなど、渡したあとも紙の印象を残したい用途に向いています。
箔押しをアクセントにしたカードやタグに
ラフな白い紙面に箔を部分的に使うことで、紙肌と箔の質感差をデザインとして生かせます。全面を装飾するよりも、ロゴやワンポイントを絞って配置すると、紙の存在感と加工表現の両方を見せやすくなります。
厚みを見せるパッケージまわりのツールに
商品タグ、ブランドカード、パッケージに添える説明カードなど、紙の断面や厚さが見える用途にも適しています。商品本体とは異なる触感を加えることで、開封時の印象づくりにも活用できます。
用途に合わせた厚さの選び方
ワイルド-FSは、同じ紙肌でも厚さによって完成品の存在感が大きく変わります。用途だけでなく、「手に持ったときにどの程度の厚みを感じさせたいか」を基準に選ぶのがおすすめです。
印刷・加工後の仕上がり
活版印刷・空押し
メーカーでは、コットンを含むやわらかな紙質を生かした活版印刷や空押しに適した紙として案内されています。凹凸をつける加工では、厚い紙ならではの立体感を見せやすく、文字やロゴを触感として残す表現に向いています。
箔押し
国内の製品案内でも箔押し用途が紹介されています。ラフな紙肌と箔の光沢を組み合わせると質感の差が出やすいため、ロゴやワンポイントのアクセントとして活用できます。箔の種類や面積、印圧によって仕上がりが変わるため、本制作前の試作をおすすめします。
インキを使った印刷
紙質がやわらかくインキの吸収率が高いため、印刷条件の調整が必要な紙です。国内の製品情報では、220kgのみ表面加工によって印刷適性を高めていると案内されています。また、広い面積を印刷する場合には事前のニス引きが推奨されています。印刷会社へ紙名と厚さを伝えたうえで、事前テストをご検討ください。
折り・筋入れ・貼り・型抜き
厚物紙のため、折り加工や筋入れ、貼り加工、型抜きを予定している場合は、厚さや形状、加工設備によって条件が変わります。特に厚い規格では一般的な紙と同じ加工条件を前提にせず、使用する厚さで事前に試作・加工確認を行ってください。
商品の背景・ストーリー
紙の厚みと触感を主役にした、Cordenonsの厚物紙
ワイルド-FSは、イタリアの製紙メーカーCordenonsが展開するWILD系のファインペーパーです。国内では2018年12月に発売され、一般的な印刷用紙とは異なる大きなかさ高とラフな触感を生かし、活版印刷、箔押し、カードなどの用途で紹介されてきました。
現在のCordenonsではWILD系製品を「myWild」「myWild Natural」として展開しており、35%のコットンと自然な触感、高いかさを特徴として案内しています。紙そのものを見せるデザインや、触感を重視する印刷物に選ばれているシリーズです。
使用前に確認したいポイント
- 家庭用・オフィス用プリンターには不向きです。 KAMIOLSHOPの商品情報では、インクジェットプリンター・レーザープリンターともに、紙厚のため出力が難しい紙として案内しています。
- 本番前に印刷・加工テストを行ってください。 紙の吸収性や厚みが一般的な印刷用紙と大きく異なるため、使用する印刷機・加工機・デザインに合わせた確認が必要です。
- 商業印刷前は紙を印刷環境になじませることが推奨されています。 国内の製品情報では、印刷機の近くに24〜48時間ほど置き、温度・湿度に慣らす方法が案内されています。
- ロットによって厚さに幅があります。 特に厚みを利用した設計や、複数枚を組み合わせる加工では、仕上がり寸法に余裕を持たせてください。
ご注意事項
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