緻密で柔らかい肌触りのファンシーペーパー
1949年の誕生以来、日本のファンシーペーパーのパイオニアとして長く愛され続け、現在に至るまで時代を超えて愛される色紙の原点。
いまやファンシーペーパーのスタンダードとして定着しているNTラシャは、その名の通り羅紗(らしゃ:厚手の起毛毛織物)を思わせる緻密で温かい肌触りをもつ紙です。
上質のコットンパルプを配合することで、柔らかなラフな風合いで表面はごく穏やかなエンボスがかかっています。
また、淡色から原色まで取りそろえた100色を超える豊富な色は、クリエイターをはじめとするユーザーの皆様に愛される大きな魅力となっています。
折曲げに強く、ペーパークラフトや工作の授業などで用いられることが多く、ポスターカラー等の乗りも良いので、パッケージや模型の材料として使う事もあります。
その他にも、ショップカードや冊子の表紙、プログラム等の印刷物、さらには写真撮影の背景としてもお馴染みの紙です。
- 厚さ
- 70kg(約0.12mm)
- 色
- 全59色
赤茶、浅黄、アズキ、淡クリーム、淡鼠、淡藤紫、キナリ、銀鼠、栗、クリーム
グレー10、グレー50、グレー70、古染、白茶、白、白鼠、スノーホワイト
空、象牙、ナチュラル、ナマリ、鼠、灰鼠、バラ、ヒワ、ビャクロク
ピンク、ベージュ、ペールグリーン、無垢、若葉
オリーブ、カラシ、黄色、セピア、タバコ、にぶ青、ボタン、モエギ、山吹
藍、オレンジ、黄緑、群青、ススキ、エンジ、黒、濃緑、緋色、ヒマワリ、藤紫、緑
赤、朱、若緑、濃藍、濃赤、漆黒
- 配合表記
-
・コットン10%以上配合(白、スノーホワイト、無垢は25%以上配合)
・ECFパルプ配合
ECFパルプとは
塩素(Cl2)を使わずに漂白した木材パルプのことで、紙は主に木材パルプ(繊維)を原料として作られており。木材原料をパルプ化する際の漂白方法として塩素(Cl2)が使用されていましたが、紙に残った塩素が一定条件下で焼却されるとダイオキシン類を発生させることがわかりました。
これを受け、塩素を使わず二酸化塩素などを使用して漂白したパルプのことを「ECF(Elemental Chlorine Free) パルプ」と呼んでいます。
- 印刷適性
- インクジェットプリンタ:〇
平らでラフな肌合いですので、インクの定着が良く印刷しやすいです。
レーザープリンタ:〇
平らな紙でトナーの定着が良く印刷しやすいです。
- 注意事項
- 特殊紙・ファンシーペーパーは、基本的にインクジェットプリンタやレーザープリンタ出力を想定した設計はされていません。
ただし、それぞれのプリンタで出力できる紙があります。
プリンタの機種やインクの量、紙厚、連続給紙枚数、温度・湿度等の室内環境など、いろんな条件の組み合わせで、うまく出力できない場合があります。
あくまでも目安としてお考えいただき、ご使用の際は必ずテストプリントを行い、ご自身の責任の範囲でご利用いただけますようお願い申し上げます。
NTラシャの特徴
毛織物を思わせる、緻密でやわらかな紙肌
NTラシャは、厚手の起毛毛織物である羅紗を思わせる、あたたかみのあるファンシーペーパーです。
細かく整った紙肌と控えめな凹凸があり、一般的な上質紙とは異なる、やわらかく素朴な表情を楽しめます。
コットンパルプを配合した自然な風合い
コットンリンターパルプを10%以上配合しています。
手に取るとほどよい弾力があり、印刷物だけでなく、折る、切る、貼るといった紙工作にも取り入れやすい素材です。
※コットンリンターパルプとは、綿花の種子に残る産毛のような短い繊維(コットンリンター)を原料として、高純度に精製・パルプ化したものです。
淡色から濃色まで選べる豊富なカラー
100kgでは全120色、70kgでは全59色を取り扱っています。
白や生成り、パステルカラー、鮮やかな原色、深みのある濃色までそろい、用途やデザインに合わせて細かく色を選べることが大きな魅力です。
質感・表情について
画用紙よりもきめ細かなラフ感
表面にはごく穏やかな凹凸があり、さらりとしながらも、わずかにざらつきを感じる紙肌です。
粗いエンボス紙ほど模様が強くないため、紙の質感を見せながら文字や図柄も組み合わせやすくなっています。
表裏の差が少ない
表面と裏面で見た目や手触りの差が少なく、両面を使うカード、冊子、案内状などにも取り入れやすい紙です。
ページをめくったときも質感が大きく変わらず、まとまりのある仕上がりになります。
強い光沢のない落ち着いた仕上がり
紙面に強い光沢がないため、光の反射を抑えたやさしい見え方になります。
文字を中心とした印刷物や、色そのものを主役にしたシンプルなデザインにも向いています。
おすすめ用途
冊子・プログラム・案内状
冊子の本文や扉、プログラム、案内状など、文字を中心に構成する印刷物に。
紙の地を残したレイアウトにすると、きめ細かな質感と色の美しさを活かせます。
カード・表紙・商品タグ
ショップカード、メッセージカード、冊子表紙、商品タグなど、手に取ったときの質感も大切にしたい制作物に向いています。
目的に合わせて色と厚さを組み合わせることで、軽やかな印象からしっかりした印象まで調整できます。
ペーパークラフト・工作・背景紙
折り曲げに比較的強く、切る、折る、貼るといった加工にも使われています。
模型、パッケージの試作、学校の工作、撮影用の背景紙など、色数の豊富さを活かした用途にも適しています。
用途別の活用例
ブランドカラーに近い色を選ぶ
120色から選べる100kgは、ショップや企業のイメージカラーに近い色を探したい場合に便利です。
ロゴを小さく配置し、紙色を広く見せると、色そのものをブランドの印象づくりに活かせます。
複数色を組み合わせる
表紙と扉、カードと封筒、タグと台紙などに同じシリーズの異なる色を使うと、紙肌をそろえながら色の変化をつけられます。
近い色を重ねれば落ち着いた印象に、反対色を組み合わせれば目を引く仕上がりになります。
濃色を印刷以外の加工で見せる
濃い色の紙では通常のカラー印刷が見えにくくなるため、箔押し、白インキ、型抜きなどを組み合わせると紙色との対比をつくれます。
加工方法によって仕上がりが変わるため、本番前に試作してください。
色の選び方
最初に必要な厚さを決め、その厚さで取り扱っている色から選ぶのがポイントです。
70kgは59色、100kgは全120色から選べます。
白・生成り・淡色
文字や写真を読みやすく見せたい冊子、案内状、プログラムなどに選びやすい色です。
白系でも色味や明るさに違いがあるため、印刷するデザインの雰囲気に合わせて選べます。
鮮やかな色
赤、黄色、青、緑などの鮮やかな色は、POP、カード、見返し、工作など、色をアクセントとして見せたい用途に向いています。
文字を印刷する場合は、紙色と十分な明るさの差がある色を選んでください。
濃色・モノトーン
黒、漆黒、濃あい、濃赤、グレー系などは、落ち着きや重厚感を出したい表紙、タグ、台紙に向いています。
濃色紙では印刷色が沈んで見えやすいため、使用する印刷方法をご確認ください。
用途に合わせた厚さの選び方
70kgと100kgでは、紙のコシ、折りやすさ、選べる色数が異なります。
両方の厚さで共通している色もありますが、100kgのみで選べる色もあります。
70kg(約0.12mm)
100kgより薄く、しなやかさがあります。
冊子の本文や扉、プログラム、案内状、ラッピングの帯、切る・折る工程が多い工作などに向いています。
取り扱いは全59色です。
70kgの商品ページはこちら
100kg(約0.17mm)
70kgよりコシがあり、1枚でも存在感を出しやすい厚さです。
冊子表紙、カード、POP、商品タグ、台紙、ペーパークラフトなどに向いています。
NTラシャの全120色から選べます。
100kgの商品ページはこちら
印刷・加工後の仕上がり
紙の質感を残した印刷
きめ細かな凹凸があるため、印刷後もラフな紙肌が感じられます。
広い面をインクで覆うより、紙の地を見せる部分を設けると、NTラシャらしい質感と色を活かしやすくなります。
家庭用・オフィス用プリンターで印刷する場合
インクジェットプリンターやレーザープリンターでも使用されますが、対応できる紙厚や給紙方法は機種によって異なります。
色の濃い紙では印刷が見えにくくなる場合もあるため、使用する紙色とデザインでテスト印刷を行ってください。
折り・貼り・型抜き
ペーパークラフトやパッケージの試作にも使いやすい紙ですが、細かな折りや厚紙の折り加工では紙が割れたり、折り跡が目立ったりする場合があります。必要に応じて筋入れを行い、使用する厚さで事前に仕上がりをご確認ください。
商品の背景・ストーリー
NTラシャは1949年に誕生し、日本のファインペーパーの先駆けとして長く使われてきた紙です。羅紗織りを思わせる緻密でやわらかな紙肌と、幅広い用途に対応する豊富な色・厚さが支持されています。
2014年にはキクラシャ、ベルクール、エキストラブラックを統合し、全120色のシリーズとして再編されました。現在も印刷物、紙製品、工作、撮影背景など、デザインから実用まで幅広い場面で使われています。
ご注意事項
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