夏の飲食業・宿泊業の現場で役立つ“紙”
暑さが本格的になると、飲食店や旅館・ホテルといった施設では、さまざまな“夏ならでは”の悩みが出てきます。
例えば…
水滴で印刷物がふやけて読めない。
夏の限定メニューにもっと季節感を出したい。
夏は、電機などの冷房使用量が増える時期なのでエコやSDGsをアピールしたいけど、どう伝えたら?
そんな時、実は「紙の選び方」でお客様アピールできます。
今回は、夏の飲食業・宿泊業で役立つ紙の種類と活用アイデアをご紹介します。

湿気・水に強い!「耐水紙」
夏場の飲食や屋外イベントでは、突然の雨や水滴、汗などで紙がヨレたり破れたりしがちです。
そんな時におすすめなのが、耐水紙。
耐水加工が施されており、雨の日や水気の多い場所でも印刷面がにじむことなく、文字やデザインがくっきりと残ります。
たとえばテイクアウトメニューやプールサイドの注意書きなど、水濡れリスクのある場面でも、長時間掲示が可能。清潔感を保ったままお客様に安心感を与えることができます。
ポエムS
艶があり、合成紙に比べて折り・抜き・ミシン加工適性等に優れています。レーザープリンター適性があります。
耐水性の紙袋、POP広告、要冷蔵品の包装紙や食品ラベルなど温度差で結露が発生しやすい商品にも最適です。
耐水和紙
雨に強く、冷蔵庫、冷凍庫内の結露にも耐えられる特性を持っいるので、神社の紙垂や、お酒の瓶ラベルや包装紙などの用途によく利用されています。
ナチュラル&丈夫!「厚口クラフト紙」
冷たいドリンクや氷を扱う夏場は、紙が湿気や結露にさらされやすくなります。
そんなときに重宝するのが、クラフト紙です。
クラフト紙は繊維の長いパルプを使用しているので、紙に強度があり、水分に対しても比較的強く、や紙コップやおしぼりの帯、アイスカップ瓶のラベルやタグなどにも安心して使えます。
加えて、自然素材のようなナチュラルな色合いや質感は、「環境に配慮した店づくり」や「手作りの温かみ」を演出するのに最適です。
店舗のブランドやコンセプトを、紙の質感という形でお客様にさりげなく伝えることができるのも、大きな魅力です。
クラフト紙
紙の繊維が長く、質感もややざらっとします。
見た目にわかるほど毛羽立つ和紙のようなものではありませんが、手を滑らせると、ややふわっとした質感です。
また、原料である木材の色を残した用紙で、ザラザラとした手触りが特徴です。
“涼”を演出する「和紙」
旅館や和テイストの飲食店で、夏らしい涼しさや落ち着きを演出したい時には、薄口の和紙がおすすめです。
和紙特有の光をやわらかく通す性質は、照明と組み合わせることで室内に「涼感」や「奥行き」を加えることができます。
間仕切りや灯り障子風の装飾として使えば、見た目にも美しく、五感で感じる空間演出に。
紙という素材を通して、記憶に残る特別な体験を提供することが可能になります。
汎紙苑 三椏調 無地純白
汎紙苑(ぱんしおん)は、インクジェットプリンターでの印刷に対応した加工が施されている和紙です。
和紙特有の風合いや温かみや高級感を持ちながら、家庭用のインクジェットプリンターで手軽に印刷できるのが特徴です。
三椏(みつまた)紙の風合いに似せて作られた紙で、表面はツルツル、裏面はザラザラした質感です。
涼しげなカラーもある「色上質紙」
「紙の色」ひとつで、空間の印象やお客様の受け取るイメージは大きく変わります。
特に、淡いブルーの「水」やミントグリーンのような「若草色」、などは、視覚的に涼しさを感じさせる効果があり、夏のシーズンにぴったりです。
朝食券や館内の案内、期間限定のチラシに取り入れるだけで、落ち着いた清涼感が伝わり、お客様への印象づけにも役立ちます。
目立ちすぎない柔らかいトーンだからこそ、施設全体の雰囲気に自然になじみ、紙の色から“おもてなし”を伝えることができます。
色上質紙
平滑な紙肌はオフセット印刷だけでなくレーザープリンターやインクジェット、コピー機など様々なプリンターに適応する非常に使い勝手の良い紙です。
カラーバリエーションが豊富で、黄色系や緑系など柔らかな色合い、青からピンク、オレンジなどの展開も充実しており、優しく淡い色味が特徴です。
エコ意識が伝わる「再生コピー用紙」
環境への配慮を求める声が高まる中、施設としての姿勢を伝える手段として注目されているのが、再生コピー用紙(エクセルプロリサイクルなど)の活用です。
この紙は、古紙を再利用してつくられているだけでなく、インドネシアの「森の再生プロジェクト」とも連携しており、実際の森林再生に貢献する仕組みが組み込まれています。
館内案内やチェックイン時の書類に使用することで、「エコへの配慮」「社会貢献」などを具体的に表現することができ、お客様に対して信頼感や共感を自然と育むことができます。
APPJ エクセルプロリサイクル
リサイクル用紙としては高い白色度(白色度82%)を実現。
目にも優しい自然な色合いは資料の印刷を鮮明に、また、ファイリングに便利なほどよい厚み(坪量70gsm)です。
高級感を出したい時は「レザック66・五感紙など」
夏のおすすめメニューや、ちょっと特別なプランを紹介する用紙には、風合いのある紙(五感紙やレザックなど)がぴったりです。
これらの紙は、見た目だけでなく手触りにも個性があり、お客様が受け取ったときに「おっ」と感じる「紙の力」を持っています。
高級感や丁寧なサービスの印象を与えるだけでなく、「ここは細部まで気を配っている」と感じさせる演出にもなります。
ほんの1枚のカードでも、選ぶ紙によってお客様の体験価値は確実に変わります。
レザック66
1966年に発売され、ファンシーペーパーの中で最も知名度の高い銘柄です。
レザーライクという意味の合成語であるレザックシリーズの名前に相応しい代表的な製品というだけでなくファンシーペーパーをも代表する紙で、レザー調の模様は長く広く親しまれています。
両面共に、皮しぼ模様で表面にエンボスが加工されており、丈夫で厚みがあり、耐久性に優れています。
五感紙 荒目
荒くも柔らかい見た目で優しい手触りの紙。和系のカラー展開で若干くすんだ色が多いのが特徴です。
「あんず」「こがね」「るり」「はなだ」「ぼたん」など、他の紙にはない独特なニュアンスの色が多くラインナップされています。
紙選びで“夏の魅せ方”が変わる
紙は、情報を伝えるだけの道具ではありません。
お店や施設の世界観を形にしたり、季節感やサービスの質を伝えたりするための、重要な演出素材です。
この夏は、紙のチカラを活かして、お客様にとって忘れられない時間を提供してみませんか?
